退去時に意外と多いのが、「エアコン内部が汚れているのでクリーニング費を負担してください」というケース。
「普通に使ってただけなのに…?」と思ったことがある方もいるのではないでしょうか?
今回は、原状回復工事のプロ・ルームクリーニングアラジンが、この“微妙だけど重要”な問題に丁寧にお答えします!
目次
■ 基本ルール:エアコンクリーニングはオーナー負担が原則
実は、エアコン内部のカビや汚れに対するクリーニングは、基本的にオーナー様負担で行うことが一般的です。
これは、次の入居者が気持ちよく暮らせるようにという配慮から行われるものであり、貸主側の“サービス的な対応”でもあります。
■ ただし、ここは要注意!「全管注意義務」に違反すると請求対象になることも
一方で、入居者側にも「フィルターや吹き出し口周辺は掃除して返却する義務」が課されていることをご存知ですか?
民法や賃貸契約の中にある「善良な管理者の注意義務(全管注意義務)」では、
「日常的な清掃・管理を怠った場合」は、原状回復の対象になることもあるとされています。
例えば:
- フィルターにホコリがびっしり詰まっている
- 吹き出し口が真っ黒になっている
- エアコン周囲にホコリがたまっている
こうした状態で退去した場合、「掃除を怠った」と判断され、費用請求される可能性があるので注意が必要です。
■ では、内部のカビはどうなのか?
実際、エアコンを使っていれば、どうしても内部には湿気がこもり、カビが発生しやすくなります。
これに関しては、使用者の責任とは言えないため、基本的にはオーナー負担となるのが一般的です。
ただし、あまりにひどい状態や、室内喫煙などでフィルターや吹き出し口にヤニがべったりといったケースでは、別途クリーニング請求が発生することもあります。
■ トラブル回避のポイントは「簡単な掃除」でOK!
この問題、実はとてもシンプルなことで回避できます。
プロの視点から言わせてもらうと、以下のような軽い掃除だけでも十分です:
- フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
- 吹き出し口をアルコールスプレーなどで軽く拭く
- 周囲のホコリをウェットシートなどで取る
これだけでも、「きちんと管理していた」という印象になるため、不用意な請求を避けられます。
■ 日本人の美徳として、“借りたものはきれいに返す”
少し精神論にもなりますが、私たちはよく「日本代表が使ったスタジアムを来た時よりもきれいにして帰る」という話を例に出します。
“人のものを借りたら、きれいにして返す”というのは、
トラブルを防ぐだけでなく、信頼を築くためにも大切なことだと思っています。
■ まとめ
エアコンの原状回復で悩んだら、まずはこう考えてみてください
- 内部のカビ→原則オーナー負担
- ホコリだらけのフィルターや周囲の汚れ→入居者の注意義務として請求対象になることも
- 予防法→退去前にサッと掃除しておくのがベスト!
面倒に思えるかもしれませんが、数分の手間で数千円〜1万円単位の請求を回避できるかもしれません。
ぜひ、意識してみてください!